おでこの脂肪注入のダウンタイムはいつまで?症状や回復期間から料金、効果まで解説

脂肪注入

おでこからこめかみに向けてのシワや凹凸、ゴツゴツしていて丸みのない形に悩んでいる人は多いでしょう。

それを解消できるのが、おでこの脂肪注入です。自身の体の一部から脂肪を取り、おでこに注入する施術であるためアレルギー反応がほとんどなく、安全性が高い特徴を持っています。

ただ安全性とともに気になるのがダウンタイム。

外出や仕事への出勤まではどれくらいかかるのかは、社会人にとっては重要なポイントです。

ここでは、おでこへの脂肪注入のダウンタイムの症状や腫れや自然になるまでの回復期間を詳しく解説。もちろん料金や効果まで紹介しています。

他にもおすすめのクリニックも紹介していますので、ぜひ「おでこの脂肪注入」をしようと考えている人は参考にしてみてください。

 

  1. おでこの脂肪注入とは?
  2. おでこの脂肪注入のダウンタイム
    1. おでこのダウンタイム:痛み
    2. おでこのダウンタイム:内出血
    3. おでこのダウンタイム:腫れ
  3. おでこの脂肪注入のダウンタイムを最小限にする方法
    1. 術後48時間はしっかり冷却する
    2. 頭を高くして寝る
    3. 塩分・アルコール・刺激物を控える
    4. 軽い運動を取り入れる(激しい運動はNG!)
    5. 長時間の入浴・サウナを避ける
    6. 強く触れたりマッサージを避ける
  4. おでこの脂肪注入後の仕事や予定に合わせた回復時期の目安
    1. メイク
    2. 仕事復帰
    3. 入浴
    4. 完全回復
  5. おでこの脂肪注入におすすめのクリニック5選
    1. 湘南美容クリニック
    2. TCB東京中央美容外科
    3. ガーデンクリニック
    4. TAクリニック
    5. 東京美容外科
  6. おでこの脂肪注入の効果
    1. 顔のボリュームアップ
    2. 皮膚にハリを生まれさせる
    3. シワが目立たなくなる
    4. 吸引した部位の痩身効果
  7. おでこの脂肪注入の施術方法
    1. CRFフェイス(コンデンスリッチフェイス)
    2. マイクロCRF注入
    3. SRF注入(ステムセルリッチファット)
  8. おでこの脂肪注入の値段相場
  9. 脂肪注入とヒアルロン酸注入の違い
  10. おでこの脂肪注入の安全性と定着率
  11. おでこの脂肪注入の流れ
    1. カウンセリング
    2. マーキングをしてデザインを決める
    3. 施術
    4. アフターケア(クリニックによっては無料)
  12. おでこの脂肪注入に関するよくある質問
    1. 何歳から受けられますか?
    2. おでこの脂肪注入は痛いですか?
    3. 脂肪注入後、シワは本当に消えますか?
  13. まとめ

おでこの脂肪注入とは?

おでこの脂肪注入とはどんな施術なのでしょう。

ご自身の太ももやおなかから採取した脂肪をおでこに注入するのが、おでこの脂肪注入です。おでこの脂肪注入の施術時間は、クリニックにより違いはありますが30分から長くても1時間半程度です。

メリットとしては以下のものが挙げられます。

糸リフトのメリット
  • 自分の脂肪なので、アレルギー反応が起こる可能性が低く安全性も高い
  • 定着すれば効果は半永久

バランスを考えて注入していくことで、自然なおでこの丸みを生み出したり、しわやこけたりしている部分を改善。また肌質が良化する効果もあります。

おでこの脂肪注入のダウンタイム

おでこの脂肪注入のダウンタイムについて症状の詳細や回復期間を具体的に解説していきます。

施術後、下記のようなダウンタイムが一般的だと言われています。

期間症状・状態
術後〜3日程度腫れ・むくみがピーク。内出血が出ることも。
1週間程度腫れが徐々に落ち着く。内出血が薄くなる。
2週間程度ほぼ目立たなくなるが、軽いむくみが残ることも。
1ヶ月〜3ヶ月脂肪が定着し、自然な仕上がりに。

ダウンタイム中の痛みや症状について詳しく説明していきます。

おでこのダウンタイム:痛み

期間痛みの程度症状・注意点
術後〜1日目★★★☆☆
(強め)
おでこが腫れ、圧迫感やジンジンとした痛みを感じる。脂肪採取部も筋肉痛のような痛みがある。
2〜3日目★★☆☆☆
(中程度)
痛みがピークを過ぎるが、軽い圧迫感や違和感が残る。脂肪採取部の痛みは歩行時に気になることも。
4〜7日目★☆☆☆☆
(軽い)
鈍い痛みや違和感が残る程度。日常生活に支障はないが、触ると少し痛みを感じることがある。
2週間以降☆☆☆☆☆
(ほぼなし)
ほぼ痛みはなくなり、自然な感触になってくる。

おでこの脂肪注入では、施術直後から数日間、軽度の痛みを感じることが一般的です。これは、脂肪を注入した部分と、脂肪を採取した部分(太ももやお腹など)の両方に起こります。

術後3日ほどをピークに筋肉痛やズキズキとした痛みを感じます。その後はピリピリとした痛みに変わり、1週間ほどで和らぐでしょう。

おでこのダウンタイム:内出血

脂肪注入後、おでこや脂肪採取部(太ももやお腹など)に内出血(青あざや紫斑)が発生することがあります

これは、注入時に細かい毛細血管が傷つくことで起こるもので、多くの場合、1〜2週間程度で自然に消えていきます

期間内出血の状態症状・注意点
術後〜2日目★★★☆☆
(強め)
おでこや脂肪採取部に青紫色の内出血が出やすい。腫れとともに目立つことも。
3〜5日目★★☆☆☆
(中程度)
内出血の色が紫から赤紫に変わり、少しずつ薄くなってくる。
1週間前後★☆☆☆☆
(軽い)
内出血が黄色っぽくなり、ほぼ目立たなくなる。メイクで隠せるレベル。
2週間以降☆☆☆☆☆
(ほぼなし)
ほとんど消えるが、体質によっては軽い色素沈着が残ることも。

おでこのダウンタイム:腫れ

脂肪注入後、おでこにはほとんどと言っていいほど腫れが生じます。これは、脂肪を注入したことによる組織の反応むくみが原因です。特に術後の3日間は腫れが強くなる傾向があり、その後徐々に落ち着いていきます。

期間腫れの状態症状・注意点
術後〜3日目★★★★★
(強め)
注入直後はボリュームが増したように見える。目元もむくみやすい。
4〜7日目★★★☆☆
(中程度)
腫れが引き始め、額の形がなじんでくる。
1週間〜2週間★★☆☆☆
(軽い)
ほぼ自然な状態に近づくが、触ると違和感があることも。
1ヶ月〜3ヶ月★☆☆☆☆
(ほぼなし)
脂肪が定着し、自然な仕上がりに。完全に落ち着くのは3ヶ月後。

おでこの脂肪注入のダウンタイムを最小限にする方法

おでこの脂肪注入後は、腫れ・内出血・むくみ・痛みなどのダウンタイムが発生しますが、適切なケアを行うことで回復を早め、症状を最小限に抑えることができます。

術後48時間はしっかり冷却する

おでこの脂肪注入後は、腫れや内出血を最小限に抑えるために術後48時間の冷却がとても重要です。

保冷剤や冷却シートをタオルで包み、1回10分程度を1日に数回冷やすことで、炎症を抑えられます。ただし、冷やしすぎると血流が悪くなり、回復が遅れる可能性があるため、適度な冷却を意識しましょう。

頭を高くして寝る

術後は枕を2〜3個重ねて頭を心臓より高くすることで、腫れやむくみの悪化を防ぐことができます。特に横向きやうつ伏せ寝はNGです。

脂肪が偏る原因になり、仕上がりに影響を与える可能性があるため、できるだけ仰向けの状態で寝ることを意識しましょう。

塩分・アルコール・刺激物を控える

術後の食生活もダウンタイムの長さに大きく影響します。

塩分の多い食事はむくみの原因となり、腫れが引きにくくなります。また、アルコールは血管を拡張し、内出血や腫れを悪化させるため、最低でも1週間は控えましょう。さらに、辛いものやカフェインも血流を促進しすぎるため、術後数日は避けるのが理想的です。

軽い運動を取り入れる(激しい運動はNG!)

適度な運動は血流を促進し、ダウンタイムを短縮する効果があります。術後数日経過したら、軽いストレッチやウォーキングを取り入れると回復が早まる可能性があります。

ただし、ランニングや筋トレなどの激しい運動は最低1週間控えましょう。過度な動きや汗をかくことで炎症が悪化し、腫れや痛みが長引く原因になります。

長時間の入浴・サウナを避ける

術後1週間はシャワーのみにし、長時間の入浴やサウナは避けましょう。熱いお湯に長時間浸かると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。

また、施術部位を温めすぎると炎症を引き起こすこともあるため、ぬるめのシャワーで短時間で済ませるのがポイントです。

強く触れたりマッサージを避ける

おでこの脂肪注入後は、強く触ったり圧迫したりしないことが大切です。脂肪が定着するまでの約1ヶ月間は、無理に動かしたり、マッサージを行うと脂肪が移動したり吸収されやすくなり、仕上がりに影響を与える可能性があります。

普段のスキンケアや洗顔時も、優しく触れるように心がけましょう

おでこの脂肪注入後の仕事や予定に合わせた回復時期の目安

おでこの脂肪注入はダウンタイムが軽い施術ですが、術後の回復には短いとはいえ期間が必要です。

とくにメイクや仕事復帰入浴などの完全回復までの期間が気になるところでしょう。項目別に回復期間についてを解説していきます。

メイク

脂肪注入後、メイクが可能になるのは通常3日後からです。

術後当日は針穴から分泌液が出る可能性があるため、清潔な状態を保つことが大切です。メイクを再開する際は、低刺激のファンデーションコンシーラーを使い、やさしく塗布するようにしましょう。また、ブラシやスポンジの清潔さにも気を付けることで、感染症リスクを防ぐことができます。

仕事復帰

仕事復帰の目安は3日〜1週間後です。

デスクワークや軽作業であれば、3日後には通常通り勤務が可能です。ただし、人前に出る仕事や接客業の場合は、腫れや内出血が気になるかもしれませんので、1週間ほど余裕を持つことをおすすめします。腫れやむくみが引くまでの間は、メガネや前髪でカバーする方法もあります。

入浴

入浴については、術後2〜3日目から軽めのシャワーが可能です。

全身浴や長時間の入浴は1週間ほど控えるようにしましょう。熱いお湯に長時間浸かると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。シャワー時も温度はぬるめに設定し、短時間で済ませるようにしましょう。

完全回復

完全回復には約1〜2ヶ月かかります。この期間を経て、注入した脂肪が安定し、腫れやむくみもほぼ完全に引きます。人によってはもう少し早く目立たなくなることもありますが、仕上がりを確認できるのは2ヶ月後が目安です。また、定期的な術後検診で経過を確認しながら、アフターケアを行うことが大切です。

この期間をしっかり守りつつ、普段の生活を楽しみながら回復に努めましょう!

おでこの脂肪注入におすすめのクリニック5選

おでこの脂肪注入におすすめのクリニックを5院紹介します。

おでこの脂肪注入は注入する脂肪を吸引したり、繊細な量を注入したりといった技術が必要になります。ご自身の希望や予算にあっているだけでなく、症例実績のあるクリニックを選ぶことが大切です。

ここではクリニックを選ぶ際の参考になる特徴や施術方法、料金やアフターフォローの有無までを紹介します。

湘南美容クリニック

まずはここをチェック
おすすめポイント
  • 脂肪注入の症例10,000件超えの経験

  • CRFコンデンスリッチ全顔注入し放題メニューあり

  • 豊富な症例写真で確認できる

国内でも有数の脂肪注入の症例を持つのが湘南美容クリニック。

おでこの脂肪注入は最短30分で注射のみのナチュラル脂肪注射とコンデンスリッチの2種類を用意。予算やライフワークにより選択が可能です。

施術名料金(税込)
ナチュラル脂肪注射・額123,750
ナチュラル脂肪注射CRFコンデンスリッチ脂肪注入し放題468,000

TCB東京中央美容外科

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おすすめポイント
  • 全国展開する豊富な症例数を誇るTCBグループ

  • TCBダイヤモンド会員割引や60歳以上のシニア割がある

  • CRFを上回る定着率のナノファット2.0導入

新たな脂肪注入「ナノファット2.0」を導入(新宿三丁目院・横浜駅前院・梅田大阪駅前院)したTCB東京中央美容外科

CRF「コンデンスリッチファット」以上の定着率とリスクを減らす施術で、ヒアルロン酸注入を繰り返している方におすすめです。

施術名料金(税込)
採取グラフト作成料・スタンダードコース66,000
新脂肪注入 ナノファット2.082,500
おでこ脂肪注入量206,300

ガーデンクリニック

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おすすめポイント
  • おでこの脂肪注入はマイクロCRFを採用

  • モニター制度を利用するとリーズナブル

  • ボトックス・ヒアルロン酸でも対応

女性らしい丸みを帯びた額の形成をマイクロCRFで行っているのがガーデンクリニック

アレルギー反応を起こさず、長期的な効果の持続を可能にする繊細な技術を持った医師が担当します。

施術名料金(税込)
脂肪注入・マイクロCRF253,000
脂肪注入・マイクロCRF440,000

TAクリニック

まずはここをチェック
おすすめポイント
  • オプションで術後麻酔を使用

  • ダウンタイムのフォローに強み

  • 豊富な症例写真でイメージしやすい

おでこを丸く整形する「オルチャンデコ」をメニューとして独立させているTAクリニック

ヒアルロン酸とCRF(コンデンスリッチファット)脂肪注入の2種類の施術で対応しています。脂肪吸引後固定するガードル付きです。

施術名料金(税込)
スタンダードリッチフェイス・採取作成代52,800
コンデンスリッチフェイス・採取作成代148,500

東京美容外科

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おすすめポイント
  • 術後安心保証付きでアフターサービス充実

  • 他院修正にも積極対応

  • モニター制度あり

おでこ以外にも細かく部位を分けて脂肪注入を行っている東京美容外科

麻酔医が常駐しているクリニックなので、痛みに不安がある人におすすめです。

おでこの脂肪注入の効果

おでこの脂肪注入の効果は、おおまかに4つの嬉しい効果が得られます。

元々ゴツゴツしたおでこが気になっている人から、加齢とともにおでこの表情シワや凸凹感を気にしている人と理由は様々あるでしょう。
おでこの脂肪注入について、ひとつずつ紹介していきます!

顔のボリュームアップ

顔のボリュームがなくなるのは、加齢とともに脂肪の減少などが原因でたるみやしわが増えるからです。

若い頃は筋肉の周りに脂肪がついていたものが年齢を重ねるとともに、顔周りの脂肪を支えていた筋肉が落ちていきます。

さらに周りについていた脂肪も一緒に落ちていくと、シワやたるみといった症状として現れます。そして顔のボリュームが落ちて来てしまいます。

おでこの脂肪注入をすれば顔のボリュームをアップが可能です。もし上記のようなことが気になっているのであればおすすめの施術といえるでしょう。

皮膚にハリを生まれさせる

元々おでこにあった皮膚を注入することで、おでこのハリを生まれさせます。

皮膚にハリがないのはもともと顔の筋肉や脂肪が少ない人もいますが、脂肪の減少によるものがほとんどです。少なくなってしまった所へ補う脂肪注入をすることでハリのあるおでこが取り戻せます。

シワが目立たなくなる

シワの原因の一つとして挙げられるのが、脂肪の減少です。他にも日常的な表情の癖によって、できるおでこのシワもあるでしょう。

そのおでこにできたシワは脂肪を注入することで、目立たなくできます。個人差はありますが自身の別の部位の脂肪を使用するので、比較的定着しやすいと言われています。

自身の脂肪を利用して顔のボリュームアップ・ハリを生み出し、シワを目立たなくすることができるおでこの脂肪注入。おでこにコンプレックスがある人にはおすすめの施術といえます。

吸引した部位の痩身効果

脂肪注入は、ご自身の体の一部から脂肪を吸引してそのまま利用します。
ということは、吸引した部分は脂肪が減るという訳です。

気になる部分は注入することでカバー、吸引した部分は痩身効果が期待できる、まさしく一石二鳥ですね。

おでこの脂肪注入の施術方法

おでこ 脂肪注入

おでこの脂肪注入の施術には、いくつかの方法があります。

その各施術の具体的な方法や適応する症状や年齢層、メリット、デメリットまでを解説します。

CRFフェイス(コンデンスリッチフェイス)

CRFフェイス(コンデンスリッチフェイス)は、おでこだけでなく、頬やほうれい線などでも自身の脂肪を注入する際に使用される施術方法です。

施術の流れは以下のようになります。

1.自身の体から脂肪を採取
2.遠心分離機で脂肪を分離する
3.不純物を取り除き濃縮する
4.濃縮された脂肪をおでこに注入する

施術時間は1時間~2時間半程度です。

メリットは以下のようなものが挙げられます。

糸リフトのメリット
  • 異物反応を起こすことなく自然な仕上がりになる
  • 脂肪の定着率が高く効果は半永久
  • 幹細胞を豊富に含んだ脂肪を注入するため、肌質の改善が期待できる

ではデメリットはどんなところにあるのでしょう。

糸リフトのデメリット
  • 脂肪吸引が必要になるためダウンタイムがある
  • 脂肪が壊死してしこりになる可能性がある
  • 注入部位に感染、血種、脂肪壊死が起こる可能性がある
  • 注入部位に凹凸が生じる可能性がある
  • 予想以上の効果が得られない可能性がある

加齢によりシワやくぼみが目立つようになった方やおでこに丸みを出したい方におすすめのメジャーな施術です。

マイクロCRF注入

マイクロCRF注入は、脂肪吸引で採取した脂肪を濃縮、再生しておでこに注入する施術です。

施術の流れは以下の通りです。

1.脂肪の採取部を決めてマーキング
2.採取部とおでこに麻酔
3.脂肪採取部
4.採取した脂肪を遠心分離機にかけて良質な脂肪細胞と不純物に分ける
5専用装置で微細な脂肪細胞にしておでこに注入

施術時間は約1時間です。

メリットとしては以下のものが挙げられます。

糸リフトのメリット
  • 麻酔を使用するため強い痛みがない
  • アレルギー反応がない
  • しこりや石灰化のリスクは低め
  • 繰り返し施術をしなくて済む

デメリットはどんなものがあるのでしょう。

糸リフトのデメリット
  • 注入した脂肪の定着量の予測が難しいため人によって吸収されてしまい、持続力が短くなる
  • 注入量によりダウンタイムがある

加齢により脂肪の萎縮が目立つ場合肉付きのいい女性に向いた施術です。

SRF注入(ステムセルリッチファット)

SRF注入(ステムセルリッチファット)は、皮下脂肪を採取して不純物の老化細胞や血液などを除去して、幹細胞の濃度を高めた脂肪細胞群を注入する施術方法です。

施術の流れは以下の通りです。

1.皮下脂肪を採取
2.老化細胞や血液といった不純物を遠心濾過で除去
3.幹細胞の濃度を高める
4.高純度の脂肪細胞群を精製しておでこに注入

施術時間はクリニックにより違いはありますが、短いところで30分~45分、長い場合は2時間~3時間です。

メリットを紹介します。

糸リフトのメリット
  • 肌質改善効果が高い
  • 脂肪定着率が高い
  • コラーゲンの産制が高まる
  • 肌のターンオーバーサイクルが早まり、ハリ、ツヤを取り戻せる

デメリットは以下のようなものです。

糸リフトのデメリット
  • 脂肪吸引部位に痛み、むくみ、内出血、凹凸、引き攣りが残る場合がある
  • しこりが残る可能性がある
  • 不適切な注入により定着率などが起こる場合がある

CRFよりも脂肪幹細胞の濃度が高くなるSRF注入は、とくに肌への効果が期待できます。

老化によりはおでこのハリとともに肌質が悪くなっている方に向いた施術です。

おでこの脂肪注入の値段相場

おでこの脂肪注入の値段相場について解説します。

全体的なおでこの脂肪注入の相場は400,000円~500,000円ほどです。脂肪採取と注入が別料金になっているクリニックもあるので、合わせた金額で予算を考えるといいでしょう。

施術方法により違いが出るので、表にして紹介します。

おでこの脂肪注入の施術方法料金相場
CRFフェイス(コンデンスリッチフェイス)260,000円~480,000円
マイクロCRF注入320,000円~550,000円
SRF注入(ステムセルリッチファット)350,000円~600,000円

それぞれ顔のバランスを整えるため、追加施術を行う場合があります。

CRFフェイスの場合はマイクロCRF注入をして、クマやたるみの施術を行うことで、全体的に若々しさを取り戻せます。

マイクロCRFやSRF注入の場合は、眉間のしわや目尻などの追加施術をする全体的なエイジングケアを行うと効果的です。

それぞれ合わせた料金になるところもあれば、組み合わせによっては割引になる場合があります。また割引やキャンペーン、モニター制度で値段を抑えられることもあるのでクリニックに問い合わせてみましょう。

脂肪注入とヒアルロン酸注入の違い

脂肪注入とヒアルロン酸注入はおでこの施術として人気のメニューです。この2つの違いを表にして比較します。

脂肪注入ヒアルロン酸注入
定着率定着率は60%~80%時間とともに吸収
持続期間半永久なので基本は1回定期的に注入治療が必要
料金施術回数基本1度なので費用対効果が高い安価で施術時間は短いものの半年間を目途に都度かかる
ダウンタイム腫れや内出血など1~2週間ほぼない
メリット繰り返し施術をする必要がない
自身の脂肪を使うためアレルギー反応が起こらない
脂肪吸引をした部位に痩身効果がある
施術時間が短く注射だけで気軽
ダウンタイムがほぼない
修正がしやすい

脂肪注入でのデメリットは、脂肪を別の場所から吸引するというひと手間・しこりができてしまう可能性があるという点です。

一方ヒアルロン酸注入のデメリットは、持続期間が短期的で定期的な注入が必要になります。

仕上がりが自然で定着すれば半永久の持続力があるといった安定感を求めるなら脂肪注入がおすすめです。

おでこの脂肪注入の安全性と定着率

おでこの脂肪注入の安全性と定着率について解説します。

個人差はあるものの、おでこの脂肪注入の定着率は50%~70%です。脂肪が定着すれば、半永久的な効果が期待できます。

ただし、定着率は医師であってもコントロールが難しいため、個人的な希望通りにはならないデメリットがあります。

安全性を高めるには、脂肪の注入量や部分などを医師としっかりコミュニケーションを取る必要があります。無理に1度の施術で多くの脂肪を注入すると悪影響が出る場合があるので注意しましょう。

おでこの脂肪注入の流れ

おでこの脂肪注入の流れを解説します。

クリニックへ行く前の事前知識として知っておけば、質問や確認がスムーズにできるはずです。

カウンセリング

多くのクリニックでは無料カウンセリングが行われています。

いくつかカウンセリングで確認するべき項目があるので紹介します。

  • 顔のバランスや形に合ったデザインやふくらみ
  • 施術方法が複数ある場合は料金と選択
  • 脂肪の採取部位の決定
  • 施術の流れとダウンタイム、アフターケア

おでこの脂肪注入では検査が行われません。そのため施術内容や料金、補償制度の有無などを確認したあと、複数のクリニックで受けることも可能です。

マーキングをしてデザインを決める

カウンセリングで納得できるデザインが確定したら、施術前に脂肪を採取する部位と注入するおでこにマーキングをします。

施術

施術時間は症状や施術方法よって違いがあります。およそ30分~45分、2時間~3時間かかる場合もあるので確認しておきましょう。

表面麻酔やリラックスガス、局所麻酔、静脈麻酔などが使用されます。施術料金に含まれているものもあれば、オプションの場合もあります。

体の部位から脂肪を採取し、各施術方法に沿っておでこに脂肪を注入していきます。

施術は以下のような流れによって行われます。

  1. 麻酔注入
  2. 脂肪採取
  3. 脂肪加工
  4. 脂肪注入

施術後は、30分〜1時間程度安静にして経過を医師が観察して問題なければ、そのまま帰宅することができます。

アフターケア(クリニックによっては無料)

アフターケアはクリニックによって無料で行っているところもあります。

施術後のチェック施術後3日程度してから、経過チェックをします。
もし何か不安や違和感がある場合は、必ず担当する医師にお話しください。施術後の痛みや腫れ・内出血などについてや、悩みがある場合は伝えましょう。

クリニックによっては術後一定期間の再注入や微調整を無料で行ってくれるところがあります。

また契約内容によっては、保証が適応される場合もあるので、自己判断ではなく医師の診察を受けましょう。

とくに以下のようなケースが見られるようであれば、医師に相談しましょう。

  • 術後のむくみや腫れが1週間以上続く
  • 内出血が2週間以上消えない
  • 脂肪採取部やおでこの痛みが1週間ほど続く

これらはおでこの脂肪注入のダウンタイムの症状ですが、通常よりも長く症状が出る場合は、定着率や安全性にもかかわるので伝えることが大切です。

自宅などで気がついたことはメモをしておくといいでしょう。

おでこの脂肪注入に関するよくある質問

最後におでこの脂肪注入に関するよくある質問にお答えします。

何歳から受けられますか?

おでこの脂肪注入には年齢制限はありません。

ただし未成年の場合は保護者の同意が必要です。支払いが高額になることから、クリニックによっては推奨しないケースもあります。

おでこの脂肪注入は痛いですか?

おでこの脂肪注入には麻酔を使って行うため、施術中に痛みはありません。

クリニックによっては術後の麻酔をオプションで用意しているところもあるので、痛みに弱い方でも安心して受けられます。

脂肪注入後、シワは本当に消えますか?

おでこの脂肪注入後、シワは消えていきます。

脂肪を注入するとシワの溝を押し上げて改善するだけでなく、肌のターンオーバーを即しコラーゲンの産制が高まるため、肌質の改善も期待できます。

まとめ

今回はおでこの脂肪注入の特徴やダウンタイム・リスクやデメリットといったことについて紹介していきました。

加齢とともにどうしても顔周りの筋肉が落ちてきてしまい、それに伴い脂肪も減少していきます。

脂肪が減少してしまい現れるおでこのシワやくぼみは、顔の真ん中にあるからこそ目立ってしまい「どうにかしたい!」と思う人が多いでしょう。

お手軽な価格とは言えないからこそ、しっかりとクリニックの吟味・施術のリスクについて考えてクリニックと施術を決めてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。